月別アーカイブ: 2015年10月

JATS-con Asiaに参加して(2) -学術分野のXML流通-

日本の学術分野にJATS-XMLを流通させるにはどうしてらいいかをInera社のBruce D. Rosenblum氏にお聞きしました。
まず、JATS-XMLファイルを簡単に作れないと流通できません。
それには、JSTが ”eXtyles SI in the cloud”(サーバー型eXtyles)を導入し、
各学会または印刷会社が eXtles Lite+Edifixを導入すれば、
XMLファイル(JATS-XML)は簡単にできます。

eXtles Liteだけなら5万円くらいなので誰もが手が出る金額ではないでしょうか?
このワークフローは、全文のJATS-XMLファイル(日本語も対応)が自動でできるので素晴らしい提案だと思います。
JSTは”簡易XML作成ツール”を開発にお金をかけるより、”eXtyles SI in the cloud”を導入していただいた方が良いのではないでしょうか。
誰もが簡単に全文のJATS-XMLファイルができることで日本の学術分野の情報発信力が増すと私は思います。(JATS-DTDのバージョンアップも必要無くなります。)

J-STAGEセミナー「貴ジャーナルの国際的プレゼンス向上を応援します」に参加して(3)

トムソン・ロイター社 Web of Science データベース(DB)に新しいDBがリリースされます。

この度、「Web of Sience Emerging Source Citation Index(ESCI)」というDBが、2015年11月にでるそうです。
Web of Science Core Collectionに含まれるESCIは、地域的に重要な、または新しい注目分野の査読付きジャーナルを収録予定です。
ESCIでは、IF値は付与されません。ただ、ESCIに搭載することで世界に向けての発信力の強化にはなります。
詳しくはこちら(ESCI 収録基準など)

後、国際会議のDBに「Conference Proceeding Citation Index」があります。
国際会議は個々の会議でCDやDVD-ROMなど媒体に保存していますが、Conference Proceeding Citation Indexでデータ共有することはいいと思います。

J-STAGEセミナー「貴ジャーナルの国際的プレゼンス向上を応援します」に参加して(2)

エルゼビアのScopus、トムソン・ロイターのWeb of Scienceなどのデータベース(DB)に搭載されるとこれらDBは世界の研究者が多利用しているので検索・ヒットされます。
検索結果の [Full Text] リンクからはJ-STAGEへリンク(誘導)されています。
その結果、J-STAGEのアクセス数が増えることになります。

ScopusやWeb of Scienceに搭載するには選定基準があり、
Scopusの選定基準はここちらに記載(別画面)、
Web of Scienceの選定基準はこちらに記載(別画面)

共に
1.査読
2.定期出版
3.英語の書誌情報
4.英語のリファレンス
と選定基準をまずクリアしないと駄目なようです。
Web of Scienceの場合定期出版+年間20論文発行だそうです。

「DB搭載だけでなく、積極的に発信していかないと目に触れる機会を逃す可能性が高い」と言っておられます。(トムソン・ロイター社の発表資料から)

SNSに公開することも「目に触れる機会」を増やす1つです。
海外ジャーナルでは「The New England Journal of Medicine」や「Journal of the American Medical Association」がSNSを活用しています。
SNS_NEJM
SNS公開のお手伝いしています。

J-STAGEセミナー「貴ジャーナルの国際的プレゼンス向上を応援します」に参加して(1)

JSTの「J-STAGEにおける国際発信力強化に向けた取り組み」では
1.外部サービス
2.検索エンジン
この2つからのアクセスを重要視しているようです。
ただ、この2つはJ-STAGEとしてはあくまで他力本願で、外部サイト(PubMedやScopus、Web of SienceなどのDB)に収録されないと効果ありません。まずは外部サイトのDBに収録を申請することになります。

やはり、自力で広く読まれる為にできることはSNSに(特にReserchGate)公開することがいいと思います。
(ただ、ReserchGateからJ-STAGEへの誘導(リンクを貼ること)がまだ未解決です)
まずはすぐできるFacebookやTwitterで広く多くの方に読んでもらうことがいいんではないでしょうか。

SNS公開のお手伝いしています。

「いくら良い論文でも、読んでもらわないと何も評価されません。まず論文は、読んでもらうために目に触れることを多くしましょう。」(トムソン・ロイター社ご講演より)